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多焦点眼内レンズは、焦点を1つの距離のみに合わせる単焦点眼内レンズと異なり、遠距離、中間距離、近距離など複数に焦点が合います。
イメージ図のように、単焦点眼内レンズと比較すると、近くの携帯電話や遠くの時計、風景にもピントが合うようになります。多焦点眼内レンズは、若い頃のような見たい所に焦点を自由に合わせてくれる水晶体とは違うので、位置により見えにくい場合はめがねが必要となることもあります。
また、細かい文字を読んだり、長時間読書をする時なども、めがねをかけた方が楽な場合もあるでしょう。
それでも、単焦点眼内レンズを入れた後のように、見たい所や物の位置に合わせて、いくつものめがねを使ったり、頻繁にめがねをかけたりはずしたりすることから解放されます。
職業柄、めがねやコンタクトレンズの装用ができない方はもちろん、めがねをかける頻度や本数を減らしたい方には好ましいと言われています。欧米では、老眼矯正の選択肢として多焦点眼内レンズを入れる人もいます。
白内障手術と眼内レンズの技術の進歩により、術後の見え方の質(Quality of Vision)が向上しました。
見え方の質が改善することで、パソコンでインターネットを楽しんだり、ゴルフやテニスなどのスポーツや料理などの趣味を楽しんだりすることができ、結果として、生活の質(Quality of Life)もより高くなります。
白内障治療の方法は、個々の眼の状態によって慎重に決定されなければなりません。白内障手術を受けようとお決めになった場合は、仕事や趣味のこと、一日の生活においてどこを見ることが一番多いか、あなたの希望などを担当医に話して、眼の状態や生活に適した眼内レンズを選択されることをおすすめします。
*一度入れた眼内レンズを将来入れ換えることは、原則としてできません。長期的な観点から慎重にご判断下さい。 |